血漿分画製剤の供給業務

日本赤十字社が血漿分画製剤の本格的な製造を開始した昭和48年度より、東京都内の医療機関を中心に血漿分画製剤の供給業務を開始し、献血による国内自給の達成を目指し鋭意その供給拡大に努力をしています。平成元年9月の厚生省新血液事業推進検討委員会第一次報告の中で、血漿分画製剤の供給体系は全国を数ブロックに分けて公益法人に担当させるべきとの提言がされました。当事業団はこの報告に基づき、平成2年6月に東京都許可法人から厚生省認可法人に認可変更を行い、平成3年3月に厚生省、日本赤十字社及び事業団三者で血漿分画製剤の供給にかかる合意を締結したことにより、血漿分画製剤の供給は関東地方を中心とした1都8県に拡大することになりました。

血漿分画製剤とは

血液の成分は赤血球、白血球、血小板などの細胞成分である固形成分と、血漿と呼ばれる液性成分に分けられます。血漿分画製剤は、この血漿から有益なタンパク質を取り出して精製したタンパク質製剤のことで、治療目的に応じて次のような製剤があります。
 
血漿分画製剤の種類 主な効能・効果
アルブミン製剤 熱傷、浮腫等を伴うネフローゼ症候群、肝硬変症、出血性ショック等の治療
グロブリン製剤 筋注用 麻疹、ポリオ、A型肝炎の予防及び症状の軽減
静注用 無又は低ガンマグロブリン血症、重症感染症、突発性血小板減少性紫斑病、川崎病 等
抗HBsグロブリン B型肝炎の発症予防(針刺し事故、母子感染予防等)
抗Dグロブリン Rh(-)の産婦における分娩後の抗D(Rho)抗体産出の防止等
抗破傷風グロブリン 破傷風の発症予防及び発症後の症状改善
凝固因子製剤 第Ⅷ因子製剤 血友病A患者の第Ⅷ因子の補充・出血傾向の抑制
第Ⅸ因子製剤 血友病B患者の出血傾向の抑制
その他の製剤 アンチトロンビン製剤 先天性アンチトロンビンⅢ欠乏に基づく血栓形成傾向
アンチトロンビンⅢ低下を伴う汎発性血管内凝固症候群(DIC)
組織接着剤 組織の接着・閉鎖

血漿分画製剤 供給までの流れ

1.血漿分画製剤等の受け入れ


2.保管管理

保冷庫には温度異常に対する警報装置を設置するとともに1日5回の保管温度の点検を行ない24時間適正温度での保管管理を行っています。
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3.医療機関から発注

24時間365日体制で医療機関からの発注に対応し急を要する供給要請にも対応しています。
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4.血漿分画製剤の供給

適正な温度を保持するために、専用の供給バッグに収納し医療機関等に供給を行っています。
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